長野県箕輪町の「赤そばの里」で、花が赤いソバの品種「高嶺ルビー2011」が見頃を迎え、約4・2ヘクタールの畑が一面に色づいた。
一時は遊休農地となったものの、中箕輪そば組合が1997年、信州大学などが開発した「高嶺ルビー」の栽培を開始。2006年からは地元農家らがつくる「古田の里 赤そばの会」が受け継ぎ、地域の観光資源として定着した。12年には、品種を花色がさらに鮮やかな「高嶺ルビー2011」に更新した。
開花期の幻想的な風景が人気で、昨年は約2万5000人が足を運んだ。米などを作る農家で同会会長の押野光さん(68)は「もっと畑がむらなく色づくように育てたい。南アルプスに囲まれた風景を楽しんで」と笑顔を見せる。
見頃は10月上旬まで。(釜江紗英)
日本農業新聞
【関連記事】
Source : 国内 – Yahoo!ニュース